"幸せに生きる"とは何か 佐々木芽生監督『ハーブ&ドロシー』 
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NYの1DKのアパートに暮らす郵便局員のハーブと、図書館司書のドロシー。ごく普通の市民であるこのふたりは、30年に渡って現代アートのコレクションに静かな情熱を燃やしてきた。分の好きなモノがなにかを知り、情熱を持ってひとつのことに打ち込む二人の人生を描いた映画『ハーブ & ドロシー』は、観客から”幸せとは何か”という問いを自然なかたちで導きだす。
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NYの1DKのアパートに暮らす郵便局員のハーブと、図書館司書のドロシー。
ごく普通の市民であるこのふたりは、30年に渡って現代アートのコレクションに静かな情熱を燃やしてきた。ドロシーの給料を生活費にあて、鋭い審美眼とハーブの給料だけを原資にソル・ルウィット、クリスト&ジャンヌ=クロード、ローレンス・ウェイナーといった当時は無名だったアーティストの作品を4000点以上も収集し、いつしか国立美術館から寄贈の依頼がくるほどのコレクションとなる。
現代アート=難しいというイメージがステレオタイプ化している現状の中で、この映画を配給会社に取り扱ってもらうことは叶わず、自主配給で上映することとなった。しかし、いざ公開してみると観客の反応は驚くほど好意的なものだった。
海外のようなアーティストとそれを支える裕福なパトロンという関係が確立されていないといわれる日本だからこそ、等身大でアートを楽しむハーブ & ドロシーの姿は日本人の目に自然なかたちで受け入れられたのではないかと監督である佐々木芽生は考えている。
現代アートを大きな柱とするこの映画だが、佐々木監督が描きたかったのは単なるアートコレクターの成功物語ではなかったという。
「人間の情熱というか私たちが本当に打ち込めることを見つけたときに人生が豊かになるのかなって、そういう幸せに生きることは何かということを問う物語なんじゃないかなと思ったんですよね。」
ハーブとドロシーの生き方の中に普遍的なテーマを見いだしたからこそ、佐々木監督はこの映画に4年の歳月をかける価値を見つけ、多くの観客の心を打つ作品に仕上がったのだ。

NYの1DKのアパートに暮らす郵便局員のハーブと、図書館司書のドロシー。

ごく普通の市民であるこのふたりは、30年に渡って現代アートのコレクションに静かな情熱を燃やしてきた。ドロシーの給料を生活費にあて、鋭い審美眼とハーブの給料だけを原資にソル・ルウィット、クリスト&ジャンヌ=クロード、ローレンス・ウィナーといった当時は無名だったアーティストの作品を4000点以上も収集し、いつしか国立美術館から寄贈の依頼がくるほどのコレクションとなる。

 

現代アート=難しいというイメージがステレオタイプ化している現状の中で、この映画を配給会社に取り扱ってもらうことは叶わず、自主配給で上映することとなった。しかし、いざ公開してみると観客の反応は驚くほど好意的なものだった。海外のようなアーティストとそれを支える裕福なパトロンという関係が確立されていないといわれる日本だからこそ、等身大でアートを楽しむハーブ & ドロシーの姿は日本人の目に自然なかたちで受け入れられたのではないかと監督である佐々木芽生は考えている。現代アートを大きな柱とするこの映画だが、佐々木監督が描きたかったのは単なるアートコレクターの成功物語ではなかったという。

 

「人間の情熱というか私たちが本当に打ち込めることを見つけたときに人生が豊かになるのかなって、そういう幸せに生きることは何かということを問う物語なんじゃないかなと思ったんですよね。」

ハーブとドロシーの生き方の中に普遍的なテーマを見いだしたからこそ、佐々木監督はこの映画に4年の歳月をかける価値を見つけ、多くの観客の心を打つ作品に仕上がったのだ。

 

 

映画『ハーブ & ドロシー』公式サイト

 

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