今年の春、『Take me out to the Wonder Forest もうひとつの森へ』と題されたグループ展が開催された。会場となったのは、“アートと自然と食の融合したミュージアムパーク”というコンセプトで、緑豊かな敷地に建てられたメルシャン軽井沢美術館。森を通り抜け、たどり着いた美術館の建物に足を踏み入れると、そこにはアートで紡がれた“もうひとつの森”があるという仕掛けだ。そこに展示されていた作品のひとつが、今回の『Meeting of the Trees』に用いられた津田直の作品『See Bach See』だ。
春の企画展とは異なるコンテクストに置かれた津田の作品は、また新たな表情を見せてくれる。しかも、撮影には直感で臨み、明晰な思考を持って写真を作品に仕上げる津田が、今回は新たに言葉も添えている。BEAMSと津田直の表現との結びつきが明確になり、明快な筋を持つストーリーとして提示されたのだ。
BEAMSはこれまでに、ファッションに限定することなく、カルチャーを通して時代の“うねり”を生み出してきた。津田直という確かな表現力と方法論とを兼ね備えた写真家をキャンペーンに起用し、そのセンスが最先端を走り続けていることを明確に証明した。
http://www.beams.co.jp/(BEAMS公式サイト)
http://www.tsudanao.com/(津田直公式サイト)