山内悠『夜明け』 写真がモノである理由 
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600日間、地上3000メートルに位置する富士山の7合目にて“そら”を撮影し続けた写真家、山内悠。地球と宇宙の境界線である雲平線(うんぺいせん)に昇る日の出を撮り続けたシリーズ『夜明け』は現在、全国巡回展を開催している。
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写真家、山内悠――。彼は約4年もの歳月をかけ、600日間、地上3000メートルに位置する富士山の7合目にて“そら”を撮影し続けた。追い求めていたのは、地球と宇宙の境界線である雲平線(うんぺいせん)に光指す“ご来光”だ。それらの写真たちは、昨年『夜明け』という写真集としてまとめられ、世に送り出された。

ひとは美しい空をみると、つい写真を撮ってしまう。現にiPhone専用の写真共有サイト「Instagram」では毎日のように世界中のきれいな朝日や夕日が投稿されている。デジタル画像だけでシェアされる写真もまた、写真だ。一方で、山内は“写真をモノ”として捉える。600日間、毎朝のように同じ位置から同じ雲平線(ただし、365日その姿は異なる)を撮り続けた。その瞬間、彼が何を撮っていたのか。本人でさえ下山し現像しプリントしてはじめて理解できる。物質化され、撮影者自身もはじめて認識し、写真が完成するのだ。

現在、『夜明け』シリーズは全国巡回展を開催している。つい先日、この巡回展の最後を締めくくる場所と日程が決まった。なんと山内本人が撮影拠点としていた富士7合目の山小屋・太陽館にて、10月1日から4日まで開催される。山小屋では会期中、毎晩スライドショーが実施される。

訪れる人にとって、またとない登山体験となるだろう。

 

山内悠 写真展『夜明け』 全国巡回展を開催中!

山内悠 公式ウェブサイト

 

 

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