Interview with 田口行弘 六本木ヒルズに躍動するインスタレーション
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インスタレーションの素材を動かしながら展開し、その一連の作業=パフォーマンスを写真撮影してコマ撮りのアニメーションとして映像化する手法。ベルリンを拠点に活動する気鋭のアーティスト、田口行弘が六本木ヒルズを舞台に「パフォーマティブ・インスタレーション」作品を制作した。そして、展覧会が8月28日まで森美術館で開催されている。
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森美術館の壁材が展示室から取り外されて、六本木ヒルズのあらゆる場所へと飛び出していくような躍動感ある映像作品。一連のアクションとそれを記録したアニメーション、そして展示室のインスタレーションまでも含めて展開するパフォーマティブ・インスタレーションの手法で制作された作品《Moment: Performative Hills》は、地道な作業の積み重ねでその軽快な映像展開を生み出している。
膨大な量の写真をつなぎ合わせ、映像化するストップモーションの技法では、素材を動かしながら写真撮影する作業を1日続けても、できあがる映像の長さは長くて10秒程度。映像のスピード感と軽やかさは、辛抱を要する地道な作業に裏付けられている。もともと、展示会場ごとに、その場の廃材やモノを使ってサイトスペシフィックなインスタレーションを制作していた田口は、記録を目的に撮影をしていたことから、このパフォーマティブ・インスタレーションの手法にたどり着いたという。
「風景を1枚1枚切り取っていくという意図もありますし、僕がモノを動かしてパフォーマンスを展開する作業と、そのひと手間ごとに写真を撮る、という連続性がうまくかみ合っていると思って、この手法で制作をしています。使う床材などによっては重くて作業が大変ですし、映像になるまでには時間もかかります。それでも、写真をつなげたときにひとつの動きに見えるという楽しみがあるから、大変な作業も頑張って続けられますね」
森美術館ギャラリー1(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)を会場に、《Moment: Performative Hills》に加えて過去の作品も展示する個展『MAMプロジェクト014: 田口行弘』が8月28日まで開催中。

http://yukihirotaguchi.com/(田口行弘公式サイト)
http://www.mori.art.museum/(森美術館公式サイト)

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